女刺客

本日の2枚は上がタレンティドガールの勝った1987年のエリザベス女王杯、下がヤマニンアラバスタの勝った2005年の新潟記念。
前者は11月13日に老衰にため死亡、後者は同じ11月13日に競走馬登録を抹消しています。
1987年の3歳牝馬戦線は、究極の美女と呼ばれたマックスビューティが、桜花賞とオークスの2冠を達成。秋に入っても、神戸新聞杯→ローズステークスを連勝。前年のメジロラモーヌに続く史上2頭目の牝馬3冠は既定の事実と思われていました。
それを阻止したのが、クイーンステークス3着から参戦したタレンティドガールでした。彼女は名門千代田牧場の出身、母チヨダマサコだから、マイル・中距離王として君臨したニッポーテイオーの半姉にあたります。
春のオークスでも3着と結果を残していたので勝ってもおかしくない馬でしたが、大本命のマックスビューティをぴったりマーク、直線で出し抜けを食らわせた蛯沢誠治騎手の手腕の光ったレースでした。
今年のエリザベス女王杯は幻の女王カワカミプリンセスの復活Vが「既定の事実」のように思っている人が多いみたい。へそ曲がりもそう願っている一人ですが、そう簡単には運ばないのが競馬。今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。
下のヤマニンアラバスタは、土曜版競馬ファンの「馬通塾」でも書きましたが、父ゴールデンフェザント、母ヤマニンリコール、母の父タマモクロスという芦毛のファミリー。
2005年の夏から秋にかけて、新潟記念→府中牝馬ステークスと重賞2連勝を達成。エリザベス女王杯にも出走しましたが、スイープトウショウの8着に敗れています。
この時は連勝中ということもあって、3番人気の評価。ちょっとよそ行きの競馬になってしまったのは少し残念でした。爆穴男の江田照騎手にはあやり人気馬は似合わなかったのでしょうか。
今後は北海道新冠町の錦岡牧場新和育成牧場にて繁殖入りの予定。お母さんの遺伝子である「意外性」を引き継ぐ子供を出してくれたらいいと思っています
。
「女傑」と呼ばれるほど強くはなかったのかもしれないが、「刺客」の二文字が似合う2頭でした。
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